【第8回その2】オーシャンS&チューリップ賞 振り返り
実況「ナックビーナス追いつめるも届かないっ、モズスーパーフレア先頭でゴールイン!離された3着にダイメイフジ!」
ドクターTKG「・・・」
マコ「今日も外れのようね」
ドクターTKG「ふん、馬券を買っていれば外れることは日常茶飯事だ。いまさら驚くようなことではない」
マコ「それじゃあ、いつも通りレースの振り返りをどうぞ」
ドクターTKG「ふん、そろそろ当たる頃合いだと思っているのだがな。
【オーシャンS】
モズスーパーフレアが持ち前のスピードを生かして逃げ切った。ナックビーナスも十分に実力を発揮して僅差の2着だった。3着は好スタートから5~6番手を確保して直線で脚を伸ばしたダイメイフジ。上位3頭が中山適性を見せつけた恰好だ。
注目馬のナインテイルズは好スタートから3~4番手を追走して、コーナーで前を捕まえようと早めに動きだした。勝ちに行ってしまった分、ラストは甘くなった。狙うには少し実力が足りなかったようだ。
【チューリップ賞】
人気のダノンファンタジーがスムーズさを欠きながらも完勝。ゲートが速く、3番手のインコースでの追走となった。道中は力みながら走っていたし、直線も前が壁だったが、外に出してからはさすがの脚だった。ただ、桜花賞に向けての試走という意味ではいまひとつの内容に映った。本番でのレース運びが難しくなった印象だな。
2着は、注目馬のうちの1頭、シゲルピンクダイヤだった。最後方から鋭く伸びた。しかも、直線入り口では前の馬が壁になるロスがあった。この内容なら本番でも有力馬の1頭だろう。
3着ノーブルスコアは後方からスムーズに脚を伸ばした。可もなく不可もなくといったレース内容だ。もう1頭の注目馬ブランノワールは見せ場なく6着だった。ここでは力不足だったか。
こんなところだろう」
マコ「注目馬のシゲルピンクダイヤが2着だったんだから、チューリップ賞で勝負していれば当たってたんじゃない?」
ドクターTKG「結果論だがな。馬連やワイドならダノンファンタジーとシゲルピンクダイヤの組み合わせで勝負できたかもしれん」
マコ「もったいないわね」
ドクターTKG「いや、もったいなくなどないだろう。これでまた一つ引き出しが増えたんだからな。これも勉強だ」
マコ「ふーん、モノは言いようってことね」
ドクターTKG「・・・お前、師匠の言葉にもう少しありがたみを感じたらどうなんだ?」