【2019阪神牝馬S 回顧】なぜ1番人気ラッキーライラックは来なかった?アマルフィコーストにミエノサクシードが圏内に来た理由は?
ドクターTKG「さて、阪神牝馬Sの結果を振り返っておこう」
マイ「阪神牝馬Sは、1着ミッキーチャーム、2着アマルフィコースト、3着ミエノサクシード。2桁人気の馬が2頭馬券に絡む大荒れの結果となったわ。」
ドクターTKG「予想外に大荒れの結果になった。この結果を予想できた者には感心したい。阪神だけにな」
マイ「・・・まずは人気馬の敗因を教えてもらえるかしら」
ドクターTKG「何か言ったらどうなんだ?」
●1番人気ラッキーライラックの敗因は?
マイ「なんといってもラッキーライラックね。これが来ていればこんなに大荒れにはならなかったはずよ」
ドクターTKG「直接の敗因は、前が狭くなって位置取りが一列後ろになったことだ。そこでリズムも崩れた。だが敗因はそれだけではないだろう。楽に前につけられる先行力がないこと、そして、目を見張るような直線での末脚もないことも一因だ。これでは能力があっても不利を受けやすい」
マイ「…それは今回の負けはたまたまではないということ?」
ドクターTKG「おそらくだがな。今後も同じようなレースがあるだろう」
マイ「意外な答えね。それじゃあ、カンタービレとレッドオルガの敗因も聞いておこうかしら」
ドクターTKG「カンタービレは休み明けの影響だろうが、古馬相手となると一押しにかけるイメージになってきたな。レッドオルガは展開的に位置取りが後ろ過ぎた。今回の結果は度外視できるだろう」
マイ「なるほどね。一方で低評価ながら馬券に絡んだ2頭はどう見ているの?」
●なぜアマルフィコーストとミエノサクシードは馬券になったのか?
マイ「この2頭の実力はどう見ているの?」
ドクターTKG「力のない馬が馬券になることはない。展開の助けがあれば馬券になるだけの力があったということだろう」
マイ「具体的に言うと?」
ドクターTKG「アマルフィコーストは3着を外したのが一度だけと堅実なタイプだ。相手なりに走る。ミエノサクシードは去年のこのレースでも初の重賞挑戦ながら見所のあるレースをしていた。このコースとこの時期が合っているのだろう。ただ、いずれも展開の助けがあったことは否めない」
マイ「なるほどね。最後に馬券の結果を聞いておこうかしら」
ドクターTKG「今回は堅そうに思えたため見送った。今年の馬券成績に変動はない」
マイ「予想のときに言っていたとおりね。それじゃあ、また話を聞かせてちょうだい」